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第3章 中学2年

夏休みに入り、僕は、明日から2泊3日の合宿に参加するため、持ち物の準備をしていた。

そこへ妹が入ってきて、

「ゲームやっていい?あれ?何してるの?」

と、ジャージやパンツなどバッグに詰めている僕を見て言った。

「明日から合宿だから、その準備。」

と言うと、妹は、

「あの人と一緒に?」

と言った。僕は、

「あの人って?」

と聞くと、

「ほら、写真の美人!」

と言うので、

「大勢の部員と一緒にだよ!」

と言うと、妹は、

「あの人もでしょ!」

と言う。

「あの人もだけど、僕は、特にあの人に相手にされてる訳じゃないから……。」

と言うと、妹は、

「へー、相手にされてないんだ!でも、お兄ちゃんモテると思うよ!優子のお兄さん、カッコいいね!って、美緒が言ってたから。」

美緒とは、妹の友達である。僕は、

「ホントに?そんなこと言われたことないけど!」

と言うと、妹は、

「私もそう思うけど、他人から見れば、そう見えるんじゃない?」

と言い、僕の準備している姿を見て、妹は、

「お兄ちゃん、まだお風呂行かないよね?私先に入ってくる!」

と言って、ゲームをせずに部屋を出ていった。





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