写生【もよう】
第1章
少し 暗くなった 色【ころ】
耳を 通過していく 波【おと】は
大人びた 貫録を つけ た
もうすぐ 月が 出るなら 満月も いいけど
今日は 切なく 細い 三日月が よかったの・・・に
なぜか 満月でし た
場所を
・・・離れる前に 薄暗い 紙を ながめ る
上手く 魅せる 技術 も ないから
えがけたのは よけい 下手な 写生【はいけい】
( not going very well )
黙ったままで うごかない 砂浜
それぞれの 成り行きを
一番 知っているはずなの に
もう すっかり めだたない姿に なった
( It has become quite dark around. )
もし 話す 事が できたなら
何を 語ろうとしているんだろ・・・う
濁る コバルトブルー の 色 した
いつも 静かに 流れて・・・た
夏を 想う 水は 遠い昔 の ・・・海
あれから いろんな 事が あったけど
じかんは 一瞬だった 気がす る
いいえ じつは 長 かったんだけど
もたもた し過ぎて 月日が ながれてた・・・の
( By the time I realized, I already was this age. )
黙ったままの うごかない 砂浜
遠くからだと 全てが 同じ に 映るけど
本当は ここで 起きた
エピソード を しってい る
人間模様という 物語を 知ってい る
夢と 一緒に 消しゴムで 絵を けしてい た
( turning point in my life )
きにいらない から たくさん けし タ
辺りは ゆっくりと 空の 色を変えて た
( sitting and not moving )
けして 南の島ほどは
きれいな 海じゃな い
周りの 混沌 を いっぱい 吸い込ん だ
You really understand people
They are always watching over us