テキストサイズ

男同士

第5章 告白






雄斗がちょっと疲れた感じで帰って来たことを覚えてるなぁ。



「遅いねん、お前。早よ帰ろー」



みたいなことを俺、言った気がする。








雄斗が後ろから首に腕をまわしてきた。



さっきも言ったみたいに、当時はにわかプロレスごっこが流行っていたから、変なことだとは思わなかった。




でも、不思議には思った。




何で 今???




でも俺は考えるより先に、雄斗の首を絞める力に抵抗するため、身構えた。












が。









なかなか首が絞まらない。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ