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春人は小学生からの幼なじみだ。
家が隣同士で、よく一緒に近所の神社に遊びに出かけた。活発でちょっぴり意地悪で、でも私が困っていたらすぐ助けてくれて、



『千夏はどんくさいから、俺がずっとそばにいて守ってやるよ』



そう言って、照れくさそうに手を繋いで歩いてくれた春人。それは中学生になっても、高校生になっても変わらなくて。



『千夏、帰ろう』

『うん、春人』



私たちは公認の仲だった。
だから、春人もきっと自分と同じ気持ちなんだとずっと思ってた。