兄と妹~本能のおもむくままに~
第4章 伸二の逆襲
乙女を散らした痕跡を追いかけるように
ドロリと伸二の男のエキスが割れ目から
尻の谷間を伝いシーツに溢れた。
「どいてよ!」
ショックを受けて力の抜けた男の体は
意図も簡単に美穂に弾かれた。
美穂の股間から流れ落ちる
白い液体を確認した伸二は
慌てて部屋を眺めてティッシュを探した。
テーブルの上に
ティッシュボックスを見つけると
二度三度とティッシュを抜き取り
それを美穂の股間に押し当てようとした。
「触らないでよ!」
美穂の唇は怒りでワナワナと震えていた。
ドアに耳を押し当てて
中の様子を伺いながら
オナニーしていた指を止めて
明美はただ事ではないと感じた。
「美穂ちゃん!どうしたの?」
ノックもせずに
勢いよく部屋に飛び込んだものの
裸で呆然としている美穂と伸二の姿に
見てはいけないものを見てしまったと恥じた。
明美の姿を見て、
伸二が弾けるようにベッドから飛び降りて
いきなり土下座をして
「お姉さん、すいません!
俺、美穂とやっちゃいました!」と
涙をボロボロ流しながら詫びた。
「こいつ、中に出したのよ!」
紅白に染まったティッシュを、
これ見よがしに振りかざして美穂が怒鳴った。