兄と妹~本能のおもむくままに~
第1章 兄夫婦
『やってられないわ!』
はた迷惑だとばかりに
ドアを荒々しくバタンと閉めて
美穂はバスルームに逃げ込む。
急いで裸になると
美穂はぬるくなってしまったお湯の中に
体を投げ込む。
『お兄ちゃんは何もわかっていない!』
美穂が兄に恋い焦がれているのを知っているくせに
恋愛期間もそこそこに
あんなふしだらな女と結婚しちゃって!
『私の体の方が
若くてピチピチしているんだから!』
淫らな心を鎮めようと
お風呂に逃げ込んだというのに
美穂の手は荒々しく
左右双方の胸の膨らみを揉んでゆく。
『お兄ちゃんは若いんだもの、
きっと力任せに胸を揉むわよね』
兄の啓司が自分の体に覆い被さり
いつもと違う真摯な眼差しで
自分を見つめているところを想像する。
そして痛いほど胸を揉んで
『美穂、お前とこうなることを夢見ていたんだ』と
苦しそうに囁きピンク色の乳首を
口に含んでくれる。
「ああん…私もよ…
お兄ちゃんのことが大好きなんだから」
下半身に目をやると
湯の中で陰毛がワカメのように揺らめいていた。