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兄と妹~本能のおもむくままに~

第6章 それぞれの愛


伸二が美穂からのLINEに気付いたのは
今まさに担任の先生が
出席を取ろうとしている時だった。


担任に美穂は欠席をする旨を伝え、
伸二はLINEの画面を見つめながら
ため息をついた。

『お前は呑気でいいよなあ』

美穂の義姉を犯す実行犯は自分なのだ。

童貞を捨てたとはいえ
巧く義姉の彼女を抱けるだろうか…

いや、例え巧くハメれたにしても
その後どうするんだ?

俺、義姉に訴えられたら
人生終わるじゃん。

しかし、実行しなけれゃ
美穂との付き合いが終わってしまう。

さあ、どうするんだ俺!

昨夜は勢いでヤル気満々だったが
刻一刻と放課後の時間が近づいてくると
伸二はソワソワしはじめた。



結局、
どうしたらいいのか結論が出ないまま
放課後、伸二は美穂の家を訪ねた。


チャイムを鳴らすと
義姉の明美が出迎えてくれた。

「あら?お見舞いに来てくれたの?
困ったわね…あの子、病院に行くと言って
まだ帰ってきてないのよ」

病院に?

では、仮病ではなくて
ホントに具合が悪いのか…

伸二は犯行を
実行しなくてもいいのかもしれないと
ホッと安堵した。


「もうすぐ帰ってくると思うから
中へお入りなさいな」

また来ますと遠慮した伸二の腕を取って
無理やり家に上がらせた。

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