兄と妹~本能のおもむくままに~
第6章 それぞれの愛
これほどまでに女の背中のヌードが
綺麗だとは思いもしなかった。
くびれたウエスト、
ほどよい丸みをたたえた尻、
腋から尻にかけての
緩やかなS字カーブが美しい。
伸二の返事に応えるように
明美はクルリとこちらに向き直った。
おっぱいと陰毛は
ヌードグラビアのモデルのように
上手に手で覆い隠していた。
「ダメよ。そんなにシコシコしちゃ…
私と一つになる前に射精しちゃうわよ」
射精は堪えたが、
我慢汁がとめどもなく流れ出た。
「お姉さん…綺麗です」
率直な台詞だった。
これほどまでに
女体の裸体というのは美しいのかと
伸二は思わずにはいられなかった。
伸二は夢遊病者のように
ふらふらと明美に近づいた。
そして乳房と陰毛を隠している手を取って
ゆっくりと引き剥がした。
『で、でけえ!』
こぼれ出たおっぱいは美穂よりも大きかった。
陰毛はカットしているのだろうか、
ジャングルのような美穂に比べて
とても薄くて
きっと間近で見れば
タテスジの割れ目も見えるだろう。
今すぐ押し倒したいのを我慢して
伸二は明美を抱しめた。
明美が美穂のお兄さんのものだと
わかってはいるが
出来ることなら自分が独占したいと思った。
「今だけ私を
自由にしてくれてかまわないのよ」
そう言って両手で伸二の頬を挟み込み
酒もタバコも知らない伸二の唇に
明美は自分の唇を重ねた。