カクテル好きの女たち
第5章 三十路の女性警察官
「今夜はここまでにしましょう」
ロープを解いて、後が残ってはいけないと
マスターさんが熱い蒸しタオルで
体を丁寧に拭いてくれました。
正直、
セックスをしてもらえると思っていただけに
消化不良です。
「ええっ?そんな…」
私は抱いてほしくて
マスターさんに抱きつきました。
「私、魅力的じゃないんですか?
女の色気はないですか?」
「そんなことはないですよ
あなたは素敵な女性です」
マスターさんは優しく微笑んで
こう言ってくれました。
「私はずっとここにいます
いつガサ入れに来ていただいても構いませんよ
ただし、次回は
強制淫行させていただきますので
覚悟してお越しください」
仕事に振り回される毎日ですが、
非番の楽しみが出来て嬉しく感じました。