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🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️

第13章 再び眠れない


寝不足で思考が低下している私には――――【幸せの扉】が…魅力的に見えた。


が――――どこか引っ掛かる…名前と…信者たちの装いに…動画が終わっても私は画面を見つめ考え込む。


が、ほとんど頭は動いていないので…答えは一向に出てこない。



「シャワー…浴びよう」



シャワーを浴びるために浴室に向かうも…すでに限界が来ている私はフラフラと壁に体を何度かぶつけながら進む。


「――――もう、覚悟して寝てしまおうか…」



やっと浴室まで来た私は自分の――――悲惨な見てくれに肩を落とした。


食欲もなく…ひたすら部屋を歩き回る――――…


拒食症の人のような…不気味さを背負った自分が鏡に映る。




「助け――――…」


自然と“助けて”と口から出た。




しかし――――…



答えは…返ってこない。





もう――――…無理かも…




私は浴室に座り込み――――――――…



そのまま意識を手離した。




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