
🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第18章 静かな憎悪が積もる…
「あ――――…部屋ここです…ありがとうございます」
「いえ――――…少し休まれたら顔色も良くなると思いますので…ご無理はなさらないように…」
野口さんはそう言うと、一歩引いた。
「時間が、有るならお茶でも!」
「―――え?」
自分でも驚いた…
普通なら扉前で“さようなら”が基本だ…
なのに――――なにの…俺は野口さんをお茶に誘っていた!
お礼がしたい…?
もっと話をしたい…?
もっと…
意味のわからない感情で…俺は体調が悪いにも関わらず野口さんを誘っていた。
