🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第22章 繋がる違和感
「で――――?動画は?」
俺が心配そうに井金を見ると、少し複雑な顔を見せた。
「ほ…本物――――でした…。でも、画像は買ったものではなく……あの二人が持っていたデータをハッキングして…奪った物だと言っていました」
「は?ハッキング?――――え?」
俺は、意味が分からず十勝を見た。
しかし、十勝も理解したわけではなく…首を横に振った。
「その人たちの話だと……僕のほかにも――――数人と…元カノとかのポルノ動画が沢山あって…そのデータも盗めると…言ってました」
「?盗める…って…」
「腕利きのハッカーがあちらにはいるって事だろうね…」
井金は肩を落とし…自分の置かれた状況に愕然としたと言う…。
「結局――――、あの二人から動画を奪ったとしても…今度はこの人たちに負い目を感じながら生きること…だと――――自分の運命を呪いました…
僕はこんなに……落ちているのに――――…あの二人は大学生かつを満喫している…許せない…許しちゃいけないと……思っていました…」