無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

その後は、定期的に杉田から連絡をもらいつつ…井金の様子を観察。


意外に時間がかかっているようだ。


まぁ、素人が…復讐をする…って、考えただけでも馬鹿げた話で笑える。


しかも、今回は爆弾を使って――――と、なると…覚悟に時間がかかるようだ。


人間…そう、簡単には道を踏み外し難いのだろう。



少しづつでいい…


彼の中の”復讐心“が育つのを待つ。



「フフフ…井金は――――ボスに頼んで…俺の側近になってもらうのもアリかな？」




なんて、妄想にひたっいると…



『井金がコインロッカーを特定したみたいっす！』


と、連絡が来た。



お目当てのコインロッカーの付近にはカメラを設定しておいた――――そこに、井金が現れたらしい。


彼と接触して……約３週間…小心者の彼らしい……遅いスタートだ。