🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第31章 【最終章】兄弟――――松原家
~皇輝side~
もろもろの色々が片付き…
日常を送っているある日――――――――…
思いもかけない人から…招待状が届いた。
松原 天輝(まつばら てんき)
俺の――――弟だ……。
『松原家――――新当主就任式のご案内』
松原家――――新当主…の就任式に何で俺が招待されるのか疑問だが…
一応――――弟は俺も松原家の一員だと認識しているらしい。
「行くべきか…いかないべきか――――悩むっす」
「その日はお店も休みだし…行きますか?」
招待状を店のカウンターに置いて悩む俺に未來ちゃんが声をかける。
「いや――――~~やっぱ行かないっすよ!俺が行ったら、あの両親の鬼の形相が目に浮かぶっす」
「そう?新しい家長が決まるのよ?気にならない?」
月子さんは招待状の厳かな感じに「あら、立派な紙」と、格式の高い就任式になるのだと思っている。