🕯️🕯️悪夢の神様2🕯️🕯️
第31章 【最終章】兄弟――――松原家
はぁ~…ここまでして俺はあの家の…行事に参加しないとダメか?
俺は、隙を見て逃げよう――――かと、思ったが…
ガードマンばりに…俺の後ろにピッタリとつくダークスーツの細マッチョに…「会場はこちらです」と、案内されてしまった。
「うゎ////なっ、何ですか――――この…キラッキラッは!」
未來ちゃんは、会場の受付から目を引く生け花に目を丸くする。
「あ~…気合い入ってるな――――まぁ、新当主のお披露目だ……一大イベントだよな?」
「さようでございます。今回の会は、コンセプトとセッティングも天輝様が担当いたしました。
家老である伯父様である木蓮(もくれん)様は――――これを気に引退することも決まっております」
「は?じいちゃん――――引退すんの?総華督の席も空くってことか?
うゎ…父さんが喜びそうだ…」
「総華督――――?すごい役職なんですか?」
未來ちゃんがキョトンと俺を見る。
「////やべぇ……ダークマン…この可愛さは…罪じゃね?」
「……そうでございますね――――天輝様の次に罪だとおもわれます」
――――は?何で弟の天輝が出てくるんだよ?