白い飛沫(しぶき) ~初恋物語~
第11章 新たな恋
「お風呂、入ろっか?」
彼女に催促され僕はバスルームへ行き、
お湯の蛇口をひねった。
部屋に戻ると
全裸の彼女は
ソファに腰掛けテレビを見ていた。
アダルトビデオが流れているようで、
画面では若い男女が体を重ねあっていた。
「順也くん、
こういったアダルトビデオって
見たことある?」
「ううん。ないです」
こんなもの見なくても、
身近に香織という生身の彼女がいるんだから
見る必要もなかった。
「あのね、SEXの勉強だと思って
たまには見なさい。
体位とか、オッパイの舐め方とか・・・
いろいろ参考になるから」
こっちへおいでと手招きされ、
彼女の横に腰を下ろした。