テキストサイズ

雨の降る夜は傍にいて…

第5章 秋冷え…

 31 エクスタシー

 ああ、わたしも感じるの…

 わたしはしゃぶりながら、自らも感じてきていたのだ。
 そして再び、絶頂感の余韻に浸っていた子宮が激しく疼き始めてきたのである。

 ああ、ダメだ…

 とても我慢ができなかった。

 わたしは無意識に唇を離し、子宮の欲望の赴くままに、彼の股間に跨がっていく。

「あうっ、んんっ」
 わたしは怒張を掴み自らに導き挿入れ、上下に腰を動かして彼の上でまるで泳ぐかの様に快感に喘いだ。

 さっきまでの三度の絶頂感の余韻と相まって、堪らない快感が電流の様に子宮から全身に走り抜けていく。

「ああっ、んんっ、こ、浩司ぃっ…」
 わたしはその余りにも激しい快感に、彼の名前を叫ばずにはいられなかったのだ。

 ズンズンと彼の怒張が子宮の壁に適度な強さで当たり、ズキズキと子宮が四度目の絶頂感を昂ぶらせてきて、膣の壁が快感に喜悦の震えを起こしてきていた。

「あっ、ああんっ、ダメっ、イヤッ、また、またイッちゃううっ…」
 わたしは愉悦の叫びながら自らの腰の動きを激しくし、絶頂感を導いていく。

「うっ、あっ、ゆ、ゆりっ、俺もっ…」
 そしてほぼ同時に浩司も絶頂の射精感が迫ってきているようであった。
 両手でわたしの腰を強く掴んできたのだ。

「あんっ、ああっ、中でっ、中でぇ…」
 わたしは激しく腰をラストスパートの様に動かし、そう叫んだ。

 この絶頂感を、この彼の堅い怒張の感触を、そしてこの怒張の快感の震えを膣で感じ取り、熱い想いの放出を受け留めたかったのである…

 絶頂感を迎えながら、引き抜かれ、膣と子宮の虚無感を感じたくはなかったのだ。

「あっんっ、っくうぅぅぅ……」

「うっ、おっ、ううっ…」

 わたし達は同時に絶頂感を迎えたのである。

「っくうぅぅぅぅぅ…………」
 わたしは全身を震わせ、のけ反りながら絶頂していく、この絶頂感は正にエクスタシーと云える程の激しい快感であった。
 そして快感に震えながら、意識が遠退いていき、寝落ちしてしまう。

「あぁぁぁ………」

 わたしは浩司という快感の海に漂っていく…

 そして大きなウネリに呑み込まれていくのである…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ