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雨の降る夜は傍にいて…

第2章 春雷

 45 濡れた太腿

 俺の手が、指が、初めての乳房に触れ、その柔らかさに、初めての感触に、更に心を震わせてくるのだ。

 な、なんて柔らかさなんだ…

 そしてオスの本能の導きに従って無意識に乳首を唇に含み、舌先で弄り、赤ちゃんのように吸っていく。

「あっ、ふんん…」
 ゆり姉ちゃんは喘ぎ、カラダを微妙に震わせてくる。
 そして全身からうっすらと汗が滲み出てきてしっとりとした肌触りになってきたのだ。

 うわぁ、な、なんて気持ちいいんだぁ…

 この肌触りに、肌同士の密着感の快感に感動をしてしまう。

 セックスって、女を抱くって…

 こんなに気持ちがいいんだ…

 心が感激し、感動をしていた。

 た、堪らないや…

 その時であった、俺の太腿がゆり姉ちゃんの股間に割って入った瞬間に、ヌルっとした感触を感じたのである。

 うわぁ、濡れている、ゆり姉ちゃんがこんなにも濡らせている…

 童貞の俺でも、その濡れた感触には気づいたし、それがゆり姉ちゃんの昂ぶる想いを表している事も分かっていた。

 ああっ、早く、アソコに、ゆり姉ちゃんに、挿入れたいっ…

 俺の心がそう叫ぶ。

 ゆり姉ちゃんの右腕が、俺の背中に回り込み、指先が背中を掴んでくる。


「あっ…」

 すると、スッと左手の指先が俺の股間に降りてきて、チンポを掴んできたのだ。

「け、啓ちゃん…」

 潤んだ目で見つめながら

「挿入れて…」

 ゆり姉ちゃんは、そう囁いてきた…







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