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恋人は社長令嬢

第2章 秘密の三姉妹

「げえええええ!!!」


警察に行く
 ↓
未成年の梨々香よりも、成人している自分の方が、捕まる確率が高い。
 ↓
今まで積み上げてきた、キャリアは台無し。
 ↓
会社も解雇 路頭に迷う。


「うっそだろう!!!」

もう瞬の目は、白目を向いている。

「捕まらない方法あるよ。」

「なに!!」

瞬は一瞬で、元に戻った。

「何だよ、あるなら早く教えろ!」

梨々香は、ゴクンと唾を飲んだ。

「私たち、付き合えばいいんじゃない。」

「……はあ?」

「だって、付き合っている彼氏彼女なら、当り前の行為でしょ?何も言われないじゃん。」

「ばかばかしい。」

瞬は呆れて、公園の外に向かって、歩き出した。


「私の何が、不服なの?」

「不服!?」

今どきの高校生は、そんな言葉を使うのか。

「私が付き合ってあげるって言ってるのに、断る気?」

「どっから出てくるんだ、その自信は!!」

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