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恋人は社長令嬢

第3章 恋愛に年の差なんて

次の日の夕方。

学校の帰り、梨々香は家に帰る途中、町中を歩いた。


「あ、新しいスカートだ。」

一着、3万もするような店だ。

「今度のデートに、着ていきたいな。」

店の前で、ぼそっとつぶやいた。

「こんな高いスカート、いらないぞ。」

聞き覚えのある声に隣を見ると、そこには瞬が立っていた。

「あ、赤間さん!!」

「制服でいいって。梨々香ちゃん、けっこうその制服、似合ってるから。」

瞬は、にこっと笑った。


「せ、制服で~~?」

梨々香は、キョロキョロと、周りを見た。

「何だよ。」

「こんなところ見られたら……」

「俺は、見られてもいいよ。」

梨々香は、一瞬固まると、そっと瞬を見た。


「……子供と一緒にいるところを見られるのは、嫌なんじゃないの?」

梨々香は、イジワルそうに言った。

「俺、そんな事言った?」

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