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ぴぃーち

第1章 ★出会いは突然に!

~潤晴seid~


「晴ー。使命だ」

『ほーい…』



俺は、晴(ユウ)
醇嬉(ジュンキ)で働く、No.1ホスト。
本名は、長瀬潤晴(ナガセ・潤晴)24歳。



「晴く~ん♪
会いたかったよ~」

俺を指名した女が抱きついてきた。

『俺も会いたかったぜ…』

耳で囁くと、女は喜ぶ。

「もぉ。晴くんったら♪」



俺は、好きでこんな仕事をしているわけじゃない。
はっきり言うと金が高いからだ。
一人暮らしをするためには金がいる。
親にもお金を送ってやらないといけない。
俺は、結構一途だからな♪
好きじゃない女といても楽しくない。
仕事だから仕方ないけど…。


「ねぇ。晴くんって好きな子いるの?」
「あーそれ。私も聞きたぁい」


好きな子…か。

潤晴の頭の中で鈴が浮かんできた。

…鈴?
何であいつが思い浮かぶんだ?


「ちょっと…晴くん?
あっ!いるの?残念~。
あたし、晴くん狙ってたのにな」

『まじでか?
ありがとな…(囁』


「もぉ。
晴くん、かっこよすぎぃ」


笑う女。

俺の頭から鈴の顔が離れない。

鈴の事が気になってしょうがない…。
こんな気持ちになったのは、初めてだ。
何だよ…この気持ち…。
鈴に会いたくて仕方がない。




俺は立ち上がった。


「晴くん?」

『ごめんなぁ。
また、きてな』

「ちょっと!晴くん!?」



俺は店を抜け出して、ある場所に向かった。


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