👿サディステック👼エンジェル
第8章 バレた!?
ちょうど信号が赤で――――止まる…。
あの店に入る前に…断って帰ろう。
と、決意した瞬間――――――――!
横にいた内藤先生が…
横断歩道から…飛び出し――――――――
車が行き交う道路に飛び出した!
「キャッ……」
「あっ――――――――えっ…」
ドン
パーーーーーーーーーーーーーーーーー!
「キャァ!!!誰か――――弾かれた!キャァ!救急車!」
――――え?
こちらを向いて話していた先生が…
突然…胸から勢いよく道路に飛び出したのだ!
え?と、思った瞬間には…鈍い音と共に…先生は走ってきた車に跳ねられ数メートル先にいた。
けたたましいクラクショクの音と…
交差点で一緒に信号を待っていた人たちの悲鳴や動揺した声に…俺は意味が分からず…立ち尽くす。
「先…生?――――内藤先生!?」
やっと、我に返った時には――――俺は内藤先生に駆け寄っていた!