テキストサイズ

👿サディステック👼エンジェル

第8章 バレた!?


俺は救急車に乗せられ――――内藤先生と一緒に病院に運ばれた。


慌ただしく運ばれ行く…先生と…


方針状態の俺――――…


救急隊の人たちは手慣れたように動くが――――俺は…震えが止まらず…


吐き気もしていた。



「君――――大丈夫?生徒?――――先生は…大丈夫だから!ビックリしたね…大丈夫だよ!」


「――――はい…」




カラカラの喉から…絞り出た…「はい」の二文字は…俺の声か?と、思うくらい小さくて…震えていた。


救急隊から見たら――――俺は…ど~見ても大丈夫ではない…状態だったのだろう。


「深呼吸して――――…そう、上手…水飲もうか?ゆっくり…息を吸って――――吐いて…そう、そうだよ――――もう一回…」



救急隊の一人は――――俺に深呼吸させようと必死に背中を撫でる。



止めてくれ――――背中を…撫でるな…



そう言いたいが…



声がうまく出ない。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ