👿サディステック👼エンジェル
第9章 残酷愛
背筋がゾワッとした…
それはちょっとした違和感だった――――…。
駐車場を出るとき…顔を伏せいてた従業員さんはすれ違った瞬間にこちらに視線を向けた。
出ていく車を確認したのだろう…
ふと、見た――――…
いや――――…あれは…
この車と乗っている俺を――――凝視していた?
その時――――「私はもう大丈夫!」と、両親に猫なで声をあげていた矢先の姉の顔がパッと脳裏をよぎった。
――――「違う……従業員じゃない…アレは――――…矢先の姉だ!」
俺は、駐車場を出て帰宅の道を走っていたが目に飛び込んだコンビニの駐車場に入り――――来た道を戻った。