👿サディステック👼エンジェル
第10章 相手のない幸せ
床で処理を受けているは――――悠斗だ!
何で?赤いのか――――何で?動かないのかはわからない!
わからない!分からない――――!
悠斗!悠斗!
悠斗!
ゆうとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……
俺の記憶は…
――――――――ここで終わった。
それから…
俺が――――
目を覚ましたのは――――――――…
別の病院のベッドの上だった。
フカフカの…簡易的な病院ベッドではなく…
それなりに優遇された……立派なスプリングのベッドの上だった。
そして――――――――
俺は、自分が誰なのか…
何で――――こんな立派なベッドに寝ているのか…
分からず……
途方にくれた。