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👿サディステック👼エンジェル

第3章 奇跡?いや――――運命だ!


~辻山side~


不気味だ――――マジで…不気味だ!


なんなんだ…あの天使は!?


今日も俺は副担としてホームルームを教室の後ろで見ている。


天使は――――いや、悪魔か…


悪魔の矢先 桃李は、朝の挨拶をすると――――俺とは視線を会わすことなく自分の席に座りクラスメイトと雑談する。


(は?なに?なんなの――――昨晩のメールはなんだったんだ!)



✉️桃:
悠~会いたい!会いたいよ!早く明日にならないかな、明日になったら悠に会えるから!


✉️悠:何時だと思ってんだ!早く寝なさい!



――――と、言う…付き合いたてラブラブカップルのやり取りが始まりそうなメールに頭を抱えたのに!


朝のこの時点で…


目が会ったのは…朝の挨拶ぐらいである。




あの、甘いメールはなんだったんだよ!



俺は、無表情で担任の行うホームルームを聞いている風を装い…(会いたいよ~って、メールしてきたのはおまえだろ!)と、悪態をついていた。


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