👿サディステック👼エンジェル
第3章 奇跡?いや――――運命だ!
先に食べ終わり「じゃ、午後の準備がありますからお先です」と、平らげ先生と別れる。
午後の授業は――――と、考えながら食堂を出て資料室に向かう。
鍵を開けて――――更に奥のプライベートスペースに手をかける…
と、ふと…背後に人の気配を感じ振り替える!
「!――――や…矢先?ど、どうした?」
振り返った俺に見せつけるように“コンコン”と資料室の扉をノックする矢先がいた。
「資料を探しに――――来ました」
廊下に他の生徒がいるのか…矢先は少し大きい声で用件を告げて資料室に入り――――扉を閉めた。
「し、資料……?」
俺は、次の授業で使う資料を頭に浮かべ――――「いや…ない――――」と、口を開きかけた。