テキストサイズ

👿サディステック👼エンジェル

第7章 24時間愛してあげる


「フラれたら――――…ドンマイ会ぐらい開いてあげます!」



俺も、平先生の後を追いかけ席を立った。



「は!?ドンマイ会って――――なんだよ!」



1人席に残された北上先生は、時計を確認してデザートを慌てて食べだした。



食器を片付け、俺は平先生の隣に並んで職員室を目指した。


「見合い…ねぇ…」


ボソッと平先生が呟き、考えるように顎に手を置いた。


「辻山先生は――――結婚とか…興味あるんですか?」



そう――――切り出され俺はビクッとした。



「あっ、えっと――――…結婚…ですか…興味が無いって言ったら嘘になりますが……。漠然としか…頭になくて……えっと……――――俺には…ピンと来ないと言うか…恋愛もままならないのに…」



俺は、喉から絞り出す感覚で…言葉を繋げる。




「――――…そうですよね?まだ…30ですもんね…結婚って……早いですか。
“恋愛もままならないのに”って……意外です」




意外?――――なにが?俺と恋愛の組み合わせが?






ストーリーメニュー

TOPTOPへ