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大人の俺と子どもの私

第1章 出会い


「紗南ちゃん!!!!」


幸い、鉛筆は俺の横を通り当たらず床に落ちた。


「ねぇ、いつも言ってるでしょ!!物は投げない!!!」



子どもに対して優しそうな印象だった莉子ちゃんも声をあげて怒ってる。



俺は落ちた鉛筆を拾って、


「鉛筆は投げちゃダメだよ。当たったら痛いからね」


と言いながら、座り込んでる紗南に差しだした。



でも、受け取ってはくれず、、


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