I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
もう駄目....我慢出来ない....。
とうとう抑えきれなくなった私はベッドから抜け出すと、自室を飛び出して洗面所へと向かった。
深夜、少しひんやりとした廊下を歩けば頭が冷えるかと思った美月だったが、そう簡単に収まってくれないというのが現実だった。
洗面所に辿り着くと、洗濯機上部に設置された可動式の棚からワイヤーバスケットに入ったバスタオルを掴み、また自室へと引き返そうとして足を止める。
黎一さんの洋服、何でもいいからリビングに置きっぱなしにされてないかな....。
まあ...無さそうだけど、一応見てみるか。
クルッと向かう方向を自室からリビングへと変更した私は、小走りで階段を駆け下り、リビングの照明を付ける。
「!あれ!.....黎一さんの背広がある....。」
整理整頓好きな彼にしては珍しく、ソファーへ無造作に背広が置かれていた。それだけ疲れているという事なのだろう。
私はその背広を拾い上げ、再び自室に戻ると、クローゼットの奥深くに仕舞い込んである、ある物を引っ張り出した。
両胸とクロッチ部分に穴が空いたボディストッキングと、カラフルな色合いの玩具達だ。
過激なセクシーランジェリーに私は足を通す。伸縮性があるフリーサイズの物を購入した。自分で言うのも恥ずかしいが、巨乳かつムチムチな太ももを持つ私の身体は少し締め付けがあるようだった。
この締め付け、いつもだったら不快だけど、今日は気持ちよく感じてイイ。
ライトモカのカーペットの上に、白いバスタオルをひき、そのバスタオルの上から腰を下ろした。