I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
「美月。」
酷い疲労を感じさせるような息を吐きながら、彼は苦しそうに私の名前を呼んだ。
その獰猛な、肉食獣とも言える瞳に総毛立つ。
彼は、私の首の鎖骨からやや上の部分を凝視すると、大きく口を開いたのだった。
「ひぃ!!!!」
彼の鋭い犬歯が私の皮膚を喰らう。同時に彼は腰を打ち付けたのだろう、膣壁が大きく痙攣して、快楽が私の脳天を突いた。
..............................。
い、今のちょっと...ヤ、ヤバかったな...。
まあ...でも...結果的に満足感を得られたから、いいんだけど...。
......あ、あれ?黎一さん?な、なんか固まってる....。
どうしたんだろう?
やけに静かになったな....と思っていたら、青白い顔をした黎一さんが石像の如く動かなくなっていたのだ。
彼のペニスも私のナカで萎んだような気がした。