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「わ、私のココを...な、舐めなさいよ。私の犬なんでしょう？ご、ご褒美は後であげるから。」


そう言って、私はM字に足を開いた。
Sっ気等、毛程も感じられない拙い言葉攻めだった。
だというのに、彼の顔には喜色が溢れていた。
彼は無言で私の陰部に近づくと、その舌先を尖せて優しくなぞった。

彼の唾液たっぷりの舌が、性感帯を隈なく刺激する。
何処を刺激されているのか分からなかったが、何となく位置的に膣口周囲や小陰唇等は執拗に攻められているような気がした。


「アッ...ンッ！アッ...良い子...もっとして...アッ！んっ...アッ」


そう彼を褒めた言葉もまた、過去に彼から耳元で言われた台詞だった。
脳内を埋め尽くす勢いで快楽が増していく。
何とか両手で体勢を整えているが、いつ崩れてもおかしくなかった。

彼にしては珍しくビチャビチャと下品な音を鳴らせた。まるで犬のようだ。


「アッ！！！」

その瞬間、彼にフゥッと息を吹きかける。ビクッと震え、声が裏返った私の身体に、悪寒にも似た快感が背筋を伝った。


「アぁ゛、アッ、もぉ、いやァツ」


私の口から艶かしい嬌声が上がる。
意図的に避けてきたクリトリスを彼の舌が舐め回し始めたからだ。
吸って、舐めてを繰り返される。


「ん！あぁ、あぁああ、ンッ、ハァん、あぁあああ！」


ついに両手が限界に達した。
ベッドの縁に腰掛けていた私の体勢が崩れ、仰向けに転がった。


「あぁあああん！ダァめ！イック！！イッちゃ、アッ、あぁ゛ンッ、アッん」


吸って、舐めての行為にプラスして強弱を付けられる。
快楽の波が上がって、下がってを繰り返す。
頭が馬鹿になりそうで、胸と顔を大きくのけぞった。


「あぁ、あぁああ、イック！黎一さ...イック！あぁん！アッ！やああああああああああああああああ！」


最後、彼の舌先に強く吸われて、絶頂を迎えた。
ビクンと一際大きく身体が震えて、その後身体の力が抜けていく。