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I‘m yours forever

第3章 美月は何も知らない





その日はいつも通り仕事を済ませ、愛おしい妻が待つ家に帰宅し、彼女の笑顔に癒される予定だった。


新居の玄関扉を開けると、そこには深刻な表情を浮かべた美月が正座していた。


「どうした?美月?」


ただならぬ空気を感じながらも顔を強張らせたままの美月に私は優しく問いかけた。



「ごめんなさい。やっぱり私、貴方と一生を共にする事は出来ないの。裏切ってごめんなさい。」





そう彼女は苦しそうに告白すると







私に離婚届を突きつけたのだった。






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