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老人ホーム

第9章 夜勤 後半

田中は屈んだまま、立っている僕を見上げて、

「それじゃー数えるから、数え終わったら記入してね!」

と言った。僕は、田中の目を見てから、視線が違う所にいったのが自分でも分かった。屈んだ田中のTシャツの襟元から、胸が見えたのだ。Tシャツは大きく襟元が垂れ下がり、ブラをした胸がしっかり見えているのである。

僕は、一旦視線を外して、

「どうぞ!」

と言った。田中は、下を向くと、タオルを数えだした。

田中が下を向いたと同時に、また胸へ視線を落とした。

田中の胸をよく見ると、さっきとブラが違うことが分かった。さっきは水色だったのに対し、今は光の加減で正確ではないかもしれないが、たぶん紫だと思う。Tシャツを着替えたときに一緒に変えたのだ!ということは、パンツも替えている可能性はある。

田中は、軽く上半身を動かしながら数えてはいるが、大きくは動かないので、僕は、そのまま胸を見続けることが出来た。胸を包んでいる紫のブラは、何となく見せるために着けているような、見てほしいと訴えているような感覚を僕に与える。

田中は、

「全部で87枚ね!」

と言った。僕は、ボードの紙に記録した。

その要領で、棚の下の物をどんどん数えていく。

僕は、その頃既に、田中の胸を見続けたせいで、勃起していた。田中が僕を見上げるとき、一旦僕の股の当たりに視線を向けてから、顔を見ているように感じた。

田中も僕の勃起に気付いているらしかった。



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