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主治医との結婚生活

第4章 初めて…

全ての纏うものを脱ぎ去り、
奏真さんが私に近づく。

私の膝裏に手をかけ、足を左右に広げられると、恥ずかしくて 足を閉じたくなる。

「明花…」
怒られて 私はおずおずと力を抜く。

先生のモノがゆっくりと挿入ってくる。

待ち望んだ 何度も夢見た 瞬間…

「痛くない?」

「うん… 大丈夫…」

正直…ちょっと苦しい…。
でも… 止められてしまう方が もっと辛い…

痛くても 苦しくても 私は先生と繋がりたい。
だって 14年も 待ったもん…

涙が流れると 奏真さんが慌てた。

「痛いの? 明花ちゃん?」

私は顔を横にふる。
「嬉しいの…。 先生… 奏真 先生…!」

流れた涙を奏真さんがキスをして吸い上げる。

その間も奏真さんはゆっくりと私の中を進む。

「明花ちゃん… 好きだよ…」

チュッとキスをして
奏真さんがぎゅっと私を抱きしめた瞬間…
私は最も深い部分で奏真さんと繋がった。

「…っあ…!」

ピリピリと 甘い痛みの広がりと共に
私の体も震えた。

「…っ! ヤバっ… 明 花…!」
奏真さんが私を抱きしめながら 荒い呼吸を
繰り返す。

「明花の中… 凄い欲しがってくる…」

暫く 抱き合って お互いに呼吸を整える。

「せん…せぇ ! 嬉しい… 夢見たい…」

そっと奏真さんの背中に手を伸ばして、奏真さん
を抱きしめる。

全身で 奏真さんの温もりを感じる。

中に感じる圧迫感も 全身に広がる甘い痛みも
抱きしめ合う温もりも

全部 全部 愛しい…
幸せな 初体験…

「これから ちょっとずつ 教えてあげるよ。
もっと もっと 蕩けて 1つになる方法を…。」


こうして私の心と体は 先生のモノになった。


体を重ねるたびに 甘く 甘く 蕩けて…

先生の 治療に 溺れていく。


私の病は 14年前より 

悪化していくのでした…


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