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主治医との結婚生活

第11章 激情

私は 手を伸ばして 
奏真さんにそっとキスをする。

「私達の間に 入り込めるモノなんて 何もない…。
でも 今は    私も 滅茶苦茶にして 欲しい…」

奏真さんは 私の涙を つう…っと舐め取る。

「気が合うね… 明花… 
もう 止められないよ…?」





「ただいまぁ~」
暖菜の声が遠くに聞える。

ガチャン ドアの音がして…
「あれぇ?ママ まだ帰って来てないのかな…」

ガチャガチャ と 合鍵で 解錠する音がして、
暖菜が 家に 入って来た。

「ただいまぁ~! ママ〜? 居ないの?」
玄関を上がり、廊下を歩き…
部屋 という 部屋を 探し歩く 

ガチャッ と脱衣所を開ける音がして
「…お風呂じゃないか…」

すぐに引き返して行く。





息を潜めて…  
娘が 離れた事を 確認すると
奏真さんは 激しい律動を 再開 させる。

私の中心を激しく責め立てながら
胸の頂きや 蕾を 摘み取る様に指で潰す。  
強い刺激に 体が ビクビク と跳ねる。

奏真さんの前で すべてを晒して 
奏真さんに 導かれるまま 体を跳ねさせて 
喘ぐ。

私から漏れる嬌声を…
奏真さんが舌を絡めて塞ぐ。

「こら… 聞こえちゃうよ? 明花…」

「奏真さん… や ぁ… 気持ち いい…」

私は 完全に 奏真さんに 溺れていた。

奏真さんは そんな 私の反応を 喜んで微笑む。

「もっとだよ 明花… もっと 乱れてみて… 」


体制を変えて
今度は 後ろから 突かれる。

背中から 覆い被さる様に 体を密着させて
奏真さんが耳打ちする。

「赤く…染まってきたね… 可愛いよ…」

奏真さんの 上擦った声が 耳元で聞こえて
私は ゾクゾクと体を揺らして 蜜を零す。

「明花は 本当に良い子だね… 従順で…
可愛くて… 大好きだよ…」

後ろから突きながら 荒々しくキスをされる。


何だか… いつもの 奏真さんと違う…

貪欲に私を貪って… 
妖艶な色気で私を翻弄する…

アノ時みたい… 

もしかして 怒ってるの ?

「…奏真…さん? …怒ってる の?」 

奏真さんは私の質問に答えない。

かわりに 激しく責め立てる。

「ああ… いい表情だね…
明花は 今、 僕で いっぱいだ… !
心も 体も 僕の事しか 考えられないね…」

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