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主治医との結婚生活

第11章 激情

奏真さんがご飯を食べ終わると
私は奏真さんと一緒に 早めに家に帰して貰った。

「明花ちゃんは モテるね…」
帰り道 奏真さんが 私に 笑いかける。

私は頭を振って 無言で奏真さんに抱きつく。

私は 嫌だ…
他の人の視線は要らない。
奏真さんしか 要らない…!


私の様子を静かに確認した奏真さんは
私の肩を抱く。

「…早く 帰ろうか。」

奏真さんの言葉に頷く。
早く奏真さんに抱きついて 安心したい。


家に着いて ドアを閉めた瞬間

奏真さんに 激しく 唇を奪われた。 
腰を抱き寄せられて 指を絡め合う。

「奏真さん… 暖菜が 帰って来ちゃう…」

奏真さんとの交わりを 
止める気なんて 更々ない…

けど 時間がない

奏真さんは 私の手を引き バスルームに連れ込む。

バスルームの鍵を閉めると
私を 空のバスタブに そっと寝かせる。

「明花… ごめん。 優しく出来ない…」

貪る様なキスは続き、激しい愛撫と共に
着ていた薄手のニットのトップスを
捲りあげられる。 

ブラジャーが外され、胸が露わになると
奏真さんの激しい舌遣いに 甘い声を零す。

「明花は 僕だけのモノだよ…」

ちぅ ちぅ と 体の至る所に 
奏真さんのモノだと 印を刻まれる。

ロングスカートを捲り
履いていたストッキングを破かれた。

破かれた ストッキングの 隙間から 
奏真さんの指が 侵入する。 

ショーツや太ももを 撫でられながら
耳を喰まれると ゾクゾクと 体が 震えた。

不意に 涙が頬を伝う。

「… 明花…? 泣いてるの ?」

荒々しく触れていた 奏真さんの手が止まった。

奏真さんの指が 私の涙を拭う。

「僕が 怖い…?」

奏真さんの問いに 顔を横に振る。

「嬉しいの…。  もっと 刻んで…? 
私は奏真さんのモノだから… 
奏真さんになら 何されても いい…」

私が微笑むと 奏真さんも ふっと顔を緩めた。

「乱暴にして ごめんね…。
でも 今は 明花を 滅茶苦茶に 抱きたい…! 
僕のモノだって 明花の体に 刻み付けたいし、 
僕に 溺れる 明花が見たい …」


奏真さん の眼が 私を 捕えて 離さない。 

獲物を狙う 獣の眼 みたい…

欲情した… 男の人の 顔 で
ゾクッ とした…

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