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主治医との結婚生活

第16章 旅行の幕開け

奏真さんは 下着姿の私を抱えて 移動する。

ベッドに寝かされ
私の両手首は 1つに 束ねて 結ばれた。


「僕を癒やして…? 明花…
可愛い声を いっぱい 聞かせて…?」

両手首は 奏真さんの手に 誘導されて
頭の上で 拘束された。


ちゅっ ちゅっと
喰む様に キスをされて 
奏真さんの 片手は 私の 下着を 剥いだ。


ぴくっ ぴくっ と体が震えて
時折 嬌声 が 漏れてしまう。

「… 見えない分 意識が 集中するでしょう?  
気持ちいい? 明花…」

私が頷くと
奏真さんは フッと笑った。
「そう…。 良かった。」

それから…

奏真さんの舌と手は 私の体中を這い
時折 吸われたり 揉まれたり 摘まれたり 
しながら 私の体はどんどんと熱を帯びていく。

下のお口からは  端なく 
自ら 蜜を 垂らしてしまう程 
奏真さん を 欲し始める。

なのに… 一向に 触って貰えない…

甘い 嬌声を あげながら 考える。


なんで そんなに 優しく 触れるの… ?
攻め立てて 追い込んで …
奏真さんの 苛立ちをぶつけて 抱き潰さないの?

それとも…
コレは お仕置き なの… ?

奏真さんは やっぱり怒ってるの…?


涙が溢れて 嗚咽が 漏れる。

「… 明花…?」

奏真さんが 動きを止めて 
私を 起こして 抱きしめる。

「どうしたの? ここ が 辛かった…?」

奏真さんの指が するりと 
蜜で溢れる 泉に飛び込んできて 
待ち望んだ刺激に 思わず 感嘆の声をあげるが 

私は 頭を振って 否定する。


「違…っ 何で もっと… 攻めないの…? 
奏真さん… やっぱり 怒ってるの…?」


奏真さんの表情が 見えないから
ものすごく 不安になる…


「え…? 激しい方が 良かった?」

奏真さんの 驚いた様な声に 私は涙が止まった。

奏真さんが そっと キスを繰り返しながら 
私の髪を 優しく撫でる。

「今日は 時間があるから… 優しく ゆっくり
抱いてあげようと思ったんだけど…。
縛ったのが 怖かった…?」

奏真さんの声が 焦っているのがわかった。

「… 怒ってないの?」 

「怒ってないよ。 さっきも言ったじゃない… 
僕は 嫉妬してるから 可愛い明花を沢山見せて 癒やしてね… って。
伝わって なかった?」

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