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孤高の帝王は純粋無垢な少女を愛し、どこまでも優しく穢す

第34章 碁盤攻め

「綺麗ね」

「綺麗だ」

遥人さんの目に私の顔が映っていた。

後ろから抱くように重なり合って湯船につかった。

遥人さんの性器が当たるのを感じながら、両手で乳房を包まれて柔らかく絞られる。

ちゃぷん、と湯面が波打つ音がかすかな夜風に消えた。

「月明かりを受けて、黎佳の肌が光って見える。きれいだよ黎佳」

遥人さんは囁き、耳たぶを唇で甘く噛んだ。その感触に身もだえし、腰がくねる。

乳首が硬く立ち上がり、遥人さんの指先で弾かれるたびに肩がひくっと跳ねてしまう。

ねっとりとした蜜が滲み出ているのが、湯の中でも分かった。裂け目のヌルヌルした感触が、遥人さんの指先の動きで分かる。


遥人さんは私の腰を支えるように立ち上がらせ、湯船のふちに手をつかせた。

お尻を湯面から突き出し、遥人さんを迎え入れる。

ぬっ、という感触とともに熱いものが入り込んでくる。喜んで受け入れるようにクチュっと音を立てるぬかるみに、硬いものが沈みこんでくる。吐息が押し出され、思わず声が漏れた。

遥人さんは上半身を倒し、私の背中にお腹を付けた。

振り返った私の唇を塞ぎながら、最奥を甘くえぐる。

その淫靡な動きに応えるように私は腰をくねらせた。

太ももに当たる湯の波がリズミカルな音を立てる。

唾液で溶け合う唇、遥人さんの指先で愛撫を受ける乳首、遥人さんの雄々しいもので襞と言う襞を愛でられる体の奥…あらゆる快感を体中で無心に受け止めた。

夜空が近い。肌が熱い。舌先が甘い。遥人さんが愛おしい。



「黎佳…あっ」

遥人さんが声を絞り出した次の瞬間、からから…とガラス戸が開く音がした。

遥人さんと私は動きをとめて息をひそめた。隣のテラスに気配がある。

ぽちゃん、と湯船に体を沈めて、あふれ出る湯の音が聞こえた。

仕切りの向こう側の数メートルと離れていない場所で、おじさまが露天風呂に入っている。

遥人さんは息をひそめながらも、私の中に精を噴き溢している。

私はおじさまの気配に耳をそばだてつつ、腰を震わせながら指を噛んで声を殺し、遥人さんのほとばしりを体の奥に受け止めた。

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