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孤高の帝王は純粋無垢な少女を愛し、どこまでも優しく穢す

第43章 花芽・2

「たまらなく可愛いよ、黎佳…」

乳房をゆったりと揉みしだきながら、浅木さんは熱い吐息を頬にかけた。

「いとしい、黎佳」
「ねえ、いかせて」

目隠しをされたまま、両足を掴まれ、Мの字に開いて腰を高々ともち上げられる。

浅木さんの舌が、花蕾を押しつぶすように突き、練り混ぜる。指がずるっと中に挿し入れられ、内側のふくらみをくすぐるように愛撫する。

「あっ、あっ」

腰を上下にうごかし、心地よい場所を追いかける。

「ああ…あっ、そ…こっ」

シーツを掴んで背中を弓なりに反らせた。

浅木さんの指が、優しく執拗に一点を愛撫し続けるうち、体の内側で何かが膨らむような心地に襲われた。

乳首が尖るのを感じる。

体が、芽吹く。

冷たい土に埋もれていた花の芽が、温かい場所を求めて、咲こうとして、重い土を突き破る。

長い冬が、終わる。


「ああああっ…」

手探りで浅木さんの体に触れ、肩に爪を食い込ませた。

膣の内側が、熱い。
膨らんで浅木さんの指を抱き込んで絡みついて、もっとよくしてとねだっている。


指の動きが早くなり、私は絶頂に駆け上るような心地とともに、息を止めた。いく…。いく…。

浅木さんの指先が招き寄せる先に、どろどろの快楽を浴びせられる私の姿が見える気がする。

───いく…いく

くちゅくちゅと歓喜の音を立てる私の秘所。

愛して。愛して。

腰をくねらせ、足を突っ張り、そして、いく。高みに、とどく。


じゅぱっと吸って引っ張るように蕾から唇が離れ、指がずるっと引き抜かれた。

同時に体の中でたぎっていたものが、その唇と指に追いすがるように噴き出て、ほとばしって飛び出る。

「あ…あ…っ!」

がくがく全身を震わせながら、股の間から大量の潮を吹いた。ぷしゃっ、ぶしゅっ、と高く潮が上がった。

目隠しを外し、浅木さんの手を強く握って見つめた。浅木さんの潤んだ目が愛おしい。

腰がひくっと上がるたび、まだ、ぴゅっと潮が立つ。

「きれいだよ黎佳」

息を切らして濡れたシーツの上にうなだれた私を、浅木さんが抱き寄せた。体の震えが収まらない。


開いた両足の間が、熱い。

まるで咲いたばかりの花びらが、体いっぱいに降り注ぐ太陽の恵みを享受するように、私は開いた。

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