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孤高の帝王は純粋無垢な少女を愛し、どこまでも優しく穢す

第7章 乳房・疼き

=Reika=

春が来て学年が上がるころには、私の体はさらに変化した。

急に背が伸び、着ていた洋服の裾と袖が短くなって、スウェットを着るとバストの尖った形が透けてしまうようになっていた。

そんなふうに体は成長しても、おじさまの前でだけは甘えん坊の幼い黎佳が顔を出すのは同じだった。

寂しい夜にはよく、寝付くまでそばに居て欲しいとせがんだ。



ある夜、ベッドの上に正座した私は、同じくベッドに座ったおじさまの方を向いてパジャマの胸元を開いて見せた。

「すこし、大きくなったの」

私の乳房は三角形に近い形で、尖るように突き出していた。

触ると柔らかく、痛みは以前よりも和らいでいるように思えたけど、ジンジンと熱を持ったような感覚がずっと続いていた。

「これ、変ではない?」

おじさまの手を取り、胸に引き寄せた。おじさまは少し緊張した面持ちで私の胸のなだらかな曲線をそっとなぞった。

「変ではないよ。これはごく自然なことだ。大丈夫」

「おじさまにさわってもらうと、ふるふるっ…とする心地がするの。息が苦しくなる感じ。これも、自然なこと?」

おじさまはうなずいて微笑むと、私を仰向けに寝かせた。

「大丈夫。心配することはない」

そう言っておじさまはパジャマの前を閉じようとし、手を止めた。

私の顔を見つめ、何か尋ねるようにわずかに首を傾げた。

私がうなずくと、おじさまはゆっくりと私の乳房の形を確認するように、円を描くように指を滑らせたり、下からすくい上げるようにしたりした。

時折、ちらりと私に少し切なそうな目を向けて微笑む。いたずらそうにも、もどかしそうにも見える。

「ほら…この感じ…からだの奥がしゅくしゅくってする感じ…これは何?」

そうやっておじさまに尋ねた声は、掠れて上ずっていた。

「幸せの予感がしているだけだ」

「予感…じゃあ、幸せはこのあとにやってくるってこと?」

「まあ、そういうことかな」

おじさまは胸から手を離してパジャマの前を合わせると、私の隣に寝転んだ。

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