テキストサイズ

孤高の帝王は純粋無垢な少女を愛し、どこまでも優しく穢す

第14章 自慰

=Reika=

その夜私は部屋の姿見の前に椅子を置き、ショーツを脱いで両足を開いた。

太ももを開くと内側はわずかにくぼんでいて、そのちょうど真ん中がふっくらと盛り上がり、中央の裂け目を指で開くと、ピンク色のつやつやした皮膚が現れる。

普段トイレで汚れを拭きとるその場所をよく見てみると、二枚の薄い猫の舌のような、ベゴニアの花びらのようなものがあり、それを開くと薄紅色の裂け目が現れ、裂け目の奥にさらに桃色の粒のようなものが見える。

この、膣という場所に男性器が挿入される。

おじさまの大きく太くなった性器を思い出す。

しかもその膣を通って赤ちゃんが生まれ出ると言う。

そんなに大きく広がるのか…などと思うと、自分の体なのに知らないことばかりだと気づいた。


花びらの上のあたりには、子猫の鼻先のような尖りがある。

おじさまが優しく撫でてくれる場所だ。


ピンクの尖りに指をあて、そっと離す。繰り返すうちにゆるゆるとした気持ちよさがふくらみに充満した。

気づけば無心に尖りを指先で転がすように揉みながら、体の中心に滲み始めた快感に浸り込んでいた。

鏡には、力の抜けた顔が映っている。

指先をとめることができなかった。

このまま、おじさまが教えてくれたあの場所まで行けるだろうか。私は指先をせわしなく動かして腰をくねらせた。

椅子から降り、床に座って両足をМの字に開いて鏡の向こうの自分と見つめ合う。

パジャマを脱ぎ捨て、乳首をこりこりと触りながら、あふれ始めた蜜を尖りに塗り付けてこする。

腰を上下に動かし、快楽を追いかける。

息が上がる。太ももが震える。快楽が見える。近くに来る。ああ、来る。おじさま。来るわ。すごく気持ちいい波が来る。波に襲われる。おじさま。おじさま。


…体がびくびくっと跳ね、柔らかな嵐のような快感が体中を駆け抜けた。

はあはあと息をこぼしながら鏡の向こうの自分を見た。

白い素肌を丸出しにした私の、股の間の桃色の場所から滴る蜜が、グレーのカーペットを濃い色に染めていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ