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孤高の帝王は純粋無垢な少女を愛し、どこまでも優しく穢す

第14章 自慰

「これは筒状のゴムがリングの形に巻かれているんだ」

「筒が、リング?」

パッケージを裏返したり透かしてみたりするけど、ぴんと来なかった。

気づくと先生は私をじっと見つめていた。その視線の圧に押されてわずかに身を引いた私に先生は言った。

「装着するところ、見ておく?」

「はい」

「ここから先は特別な秘密の授業だ。どんなことをしたか、誰にも言ってはいけないよ」

「はい」

先生の真剣な眼差しに、なかば強制されるように私はうなずいた。

「じゃあ、そのまま椅子に座っていて」

先生は自分の座っている椅子をずらして私から離れた。

「まず、性器に刺激を与えて、勃起の状態にするよ。男性は興奮したり刺激をうけて勃起する。その状態でやっとコンドームが装着できる。脱いで実践するよ」

先生はズボンとパンツを下ろすと、股の間の濛々とした毛にうずもれてうなだれた性器が現れた。

先生はそれを指先ですくい上げるように持ち、先端から付け根にかけて繰り返し撫でた。

「黎佳ちゃん、そこに座ったままで、すこし協力してもらえないか」

「はい」

「服のボタンを一つ外して」

私は白いブラウスのボタンを一つ外した。

「ああ、ありがとう。少しだけ両足を開いて」

ぴったりとつけていた両ひざを離し、スカートの下に隙間ができる。ショーツが見えてしまいそうで、太ももの間にそろりと手をあてがってプリーツの下にできた空洞を覆い隠した。

先生の手の中では性器が大きく太くなっていて、まるで別なもののようになった。

「装着するよ」

上を向いた性器の先端に円形のゴムを乗せ、くるくると引き伸ばしながら先生は性器にカバーをかぶせた。

「こうするんだよ」

薄いピンク色の膜をかぶって息苦しそうな性器を私はまじまじと見つめた。

「黎佳ちゃん、すまない、15分ほどトイレをお借りするよ。これ、外すの時間がかかるから」

「そんなに大変なんですね。ごめんなさい。こんなことお願いしてしまって」

「いいよ」

先生はズボンをもどし、足早に部屋を出て行った。


トイレから戻ると先生は

「よし。じゃあ、算数の勉強だ」

先生はふうっと息を吐いてから、明るく言った。

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