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孤高の帝王は純粋無垢な少女を愛し、どこまでも優しく穢す

第18章 家庭教師・2

=Reika=

御藤先生が辞めると言った翌日、私は美奈子さんに訴えた。

「美奈子さん、御藤先生が家庭教師をおやめになりたいっていうの」

「はい。お話は伺っております」

「美奈子さんは聞いて、なんてお答えになったの?」

「できれば三か月前には正式な連絡を、とお願いしました。次の先生を見つけなければならないので」

「次の先生なんて、私考えられないわ。御藤先生以外考えられないの」

「先生が正式におやめになるとおっしゃった時のために、変わりのいい先生には話を付けてあります」

「そうなの…」

美奈子さんの対応は、あくまで事務的だった。

今思えばこのときすでに、御藤先生が辞めてしまうことを分かり切っているような様子だった。



美奈子さんがマンションを出て、授業開始時刻の30分を過ぎても、御藤先生はやってこなかった。

もしかしたらもう二度と来ないつもりかもしれない、そう思いながら机の上にノートを開いていると、チャイムが鳴った。

ドアを開けると、御藤先生が息を切らして立っていた。

開きかけたドアを先生は引き開け、玄関に体を滑り込ませると同時に私の腕を引き寄せた。

先生の腕の中で私はしばらくじっとしていた。

それからすうっと息を吸い込んで、いつも感じている先生の草むらのような温かい体臭が鼻腔にしみわたるのを感じた。


先生は私の顎を指先で持ち上げて唇を押し付けた。

私が唇を開いて受け止めると、急いたように舌が早急に差し込まれ、息もできないような激しさで私の舌と絡め合わせてくる。

玄関ドアに体を押し付けられ、胸をわしづかみにされ、唇、耳、首筋に接吻を落としてくる。

私は先生の首に腕を巻き付け、腰を先生に押し付けた。先生のズボンの下から突き出た硬い性器が私のおへそのあたりに触れた。


「黎佳…だめだ、もう抑えられない」

先生は私を抱き上げた。

しがみつく私を寝室のベッドに横たえ、上から覆いかぶさるようにして私を見つめる先生の目が悲しそうだ。

私はカーディガンのボタンを外した。先生も服を脱ぎ捨て、痩せた体が露わになる。

私たちは全裸で抱き合った。先生の湿った熱い肌は滑らかで、無駄な肉が一切ない。

先生は私の耳元で荒い息を吐きながら、私の秘所に触れた。

指先が、ぬるぬるになった裂け目に滑り込む。

「あんっ…」

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