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孤高の帝王は純粋無垢な少女を愛し、どこまでも優しく穢す

第24章 同級生・2

=Reika=

「黎佳は、漣くんとはその後会っているのか?」

「ええ、時々一緒に図書館で勉強しているわ」

「そうか…仲良くやっているようでよかった。もし困ったことがあったら私に言いなさい」

「困ったこと?」

「嫌なことをされた、とかそういうことだよ」

「嫌なことなんてしないと思うわ。漣君はとてもやさしくて面白い人よ。だから安心して」

「ああ、わかっているんだが」

私はそのときはおじさまの真意を測りかねていた。

当時の私は、漣くんと男女の関係になることは、さほど大それたことではないように感じていて、心配されるようなことでもなく、誰も咎められないごく自然な結果だと思っていた。

自分から求めるようなことこそなかったものの、いつそうなってもおかしくないくらいに互いの気心が知れているのは間違いなかった。

今思えば、私と漣君が男女の関係になるのを、おじさまは危ぶんでいた。




おじさまが心配していたことは、それから一年後に訪れた。

私と漣君は高校受験を控え、図書館で並んで勉強していた。

つい没頭してあっという間に2時間が経過していたことに、漣くんに肩をつつかれて気が付いた。

漣君は書架に私の手を引いて連れて行った。西洋哲学書の棚には人気がなかった。

漣君は私を抱きしめ、キスをした。唇を離すと優しく微笑んで、生え際を撫でる。

「かわいい…黎佳ちゃん」

そういってまた、キスをする。甘く蕩けるような優しいキスに、膝の力が抜けそうになる。立っていられなくて彼の肩にしがみついた。

漣君はブラウスのボタンを外し、ブラの隙間に手を滑り込ませた。

「あったかい。すべすべではちきれそうだね」

啄むようなキスをしながら囁く。

「どこもかしこも可愛いな」

「あの…漣くん?」

「なあに?」

「漣くんは私を好きなの?」

「好きだよ。好きだからこうしてるんだ。黎佳ちゃんは?僕を好き?」

「ええ。好きよ」 

「たまに木陰でキスしてるあの女の子は?」

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