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いつかの君に感謝を

第4章 心の揺らぎ

玲央side


昨日俺は舞の診察後、カルテと学会の資料をまとめていた



キリがいいところで時計を見ると21時を過ぎていた。



舞の部屋を出たのはたしか17時を過ぎた頃だったな



舞の様子を見にICUへと向かった



前川くんは面会時間もすぎていたため舞は1人でベットで眠っていた。



舞は夢にうなされているのか、苦しそうだった



17時の時点で熱は38℃を超えていた




解熱剤の点滴を入れているが熱はなかなか下がらない




舞の脇にそーっと体温計を挟んだ




ピピッ




体温計に表示された体温は39.2℃だった




結構上がったな……夜だと熱は上がりやすいから予想はしていたが、ここまで上がっているとは思わなかった




一時的だけど熱を下げてあげるか

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