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いつかの君に感謝を

第5章 先生の思い、そして診察

玲央side


午前は担当の患者さん達の検査が舞以外にも3件入っていた


検査を終わらせふと時間を見るとそろそろ13時になろうとしていた


舞はもう落ち着いたかな、


さっき呼吸が少し乱れていたし、舞自身のことが心配だから様子見に行こかな



俺は舞が寝ているかもと思い、静かにカーテンを開けた


カーテンを開けるとすぐに前川くんが出迎えてくれた


「九条先生、どうぞお入りください。舞様はもう落ち着かれているのでご安心を」


「ありがとうございます、今舞さんは起きていますか?」


「先程目を覚まされました。ご昼食は食べたくないとのことで……」


「わかりました。ご飯のことは任せてください。舞さんと2人で少し話したいので席を外して貰えますか?」


「わかりました。私はICUの外の入口近くにいますので何かあればお呼びください。ではよろしくお願い致します。」


前川と玲央はお互い挨拶をし、会釈をして前川は部屋を出た


玲央は舞のいるベットへと向かった


舞は入口に背を向けて横になって肩の上まで毛布をかけていた



玲央は舞の背中を向いている方に椅子を置いて座った



そして舞に話しかけた



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