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My life

第44章 嫌々ちゃん

美桜side

朝の日差しが窓から入ってき、眩しさで目を覚ました


美桜は人影を感じ隣を見ると悠斗が眠っていた


お父さん???


昨日は帰らずにあのままずっと私のそばにいてくれたんだ


嬉しいけど申し訳ないな


美桜は悠斗を起こさないようにそーっとベットを降りてソファーの方へと向かった


まだ4月だからか寒さがあるな


美桜は近くに置いてある上から羽織るものを着た


時計を見るとまだ6時前でお父さんは起きる気配がなかった


このプラグお父さんが入れたのかな…



プラグって入ってるだけで少し痛いし、嫌な感じがするしほんとに嫌なんだよね


そもそもお尻を見られたり、お尻の中になにか入れられたりするのが1番嫌いだから本当は何もしたくないんだけどな


座薬ですら大っ嫌いなのに……まぁでもこれは宿命ってやつだから仕方ないことなんだけどね



お父さんから聞いた話だと、お母さんが入院している時、熱が高すぎて座薬を入れたらお母さん入れられた事が嫌すぎて3日間も口を聞いてくれなかったらしい



口を聞いてくれなくなって3日経ったあとの日の朝に当直だった研修医の人に採血されてそれが痛くてずっと泣いていて、悠斗が朝の回診で病室に入ると泣きながら抱きついてきたらしい



3日間話さなかった分と痛くて泣いてたのに早く来てくれなかったことが引き金になってその後は超グズグズモードに入って宥めて落ち着かせるのに1時間半もかかったらしい


でも私お母さんの座薬入れられたことが嫌すぎて3日間口聞かなくなる気持ちめっちゃ分かるな~


採血のくだりは置いといて、私も湊先生のこと本当は好き(先生として好き)なのに大っ嫌いになる時あるもん笑

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