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My life

第44章 嫌々ちゃん


しばらくそうしていると湊が部屋にやってきた


湊は悠斗に目配せをすると悠斗は頷いた


湊「みお~?そろそろもしもしさせてね~」


美桜は湊の言葉を無視していた


悠斗「みお~?もしもしさせてだってよ~」


美桜は悠斗の言葉も無視した


悠斗「よいしょ、ほらおいで」


悠斗は美桜の両脇に手を入れベットに座っている自分の膝の上に座らせた


美桜は堪らず泣き始めた



美桜「うッヒクッ…ヒクッ…ヒクッうッ…泣」


悠斗「みお〜どうしたの~?笑
お熱測って湊先生にもしもししてもらおうね」



悠斗は泣いている美桜の脇にそーっと体温計を挟んだ


悠斗は体温計を挟んだ方の腕を軽く抑えているとピピッと音が鳴った



37.2か…美桜の情緒が不安定なのは熱が上がり始めてることも関係しているのかな


悠斗「湊~37.2だった」


湊「ちょっとお熱出てきたね~、泣かなくて大丈夫だよ~笑
ちょっともしもしさせてね~ごめんね~」



悠斗が美桜の服を上にあげた


湊「じゃあ深呼吸しようね~
吸ってー吐いて…吸って…吐いて…吸って…吐いて

ん~ちょっと喘息の方が怪しいかな。お腹はちゃんと動いてるから大丈夫だね~」


悠斗は美桜の服を元に戻してあげた


悠斗「喘鳴が聞こえるかんじ?」


湊「少しだけ聞こえてるかな。悪化しなければいいけど。
それと、お腹の中が少し赤くなってたから炎症し始めたかも。まぁまだどっちも様子見かな」


悠斗「そうだな」


湊「みお~次はあ〜んしてね~

喉の方は大丈夫だよ~」


そして湊は瞼を下げ貧血がでてないかなどを見た


湊「朝の診察はこれで終わり!よく頑張りました~

昨日の血液検査で栄養が足りてなかったから点滴頑張ろうね~。
あと午前の栄養剤はお風呂に入ってからにするからお風呂入り終わったらナースコール押して教えてね~」


湊は美桜の頭をぽんぽんと撫でて部屋を出た

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