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碧い雨の夜に…

第4章 【感情的に……】






手を伸ばして手コキするんじゃない、その下の睾丸をギュッと握る。
「あぁっ」て声が漏れちゃうほど精子パンパンなんじゃん。
まだ勃起してるしね。




「リセちゃ……気にしないで、明日またシよ?今は一緒に寝ようよ」




「いつから?」




「え……?」




「いつからそんな他人行儀になった?離れてた2週間で他の女に目がいったか?」




「違っ!そんなことしないよ!神に誓ってリセちゃんだけ!」




「じゃ、何で遠慮するの?そんなの私が一番嫌うって何でわかんないかな」




あぁ、ダメだ、可愛く言えない。
私が怒ったらナオ、萎縮しちゃうのに。
ただ、いつものように壊れるくらいキツめにシて欲しかった。
これ1回離れた方が良い?
頭冷やす方向で?
でも、それしたら余計にナオがテンパるよね。
それはそれで可哀想。




起き上がってお水飲みに行こうとした。
それさえさせまいと腕を掴むナオ。
わかってる、今離れたら関係が拗れちゃうもんね。
私の悪い癖が存分に出ちゃってるよ。
「行かないで」って泣きそう。
そんな顔させたいわけじゃないのに。




「あぁ、ごめんごめん、お水取ってくるだけ」




「僕が行くから」と行かせてはくれない。
ダッシュで取って来て手渡される。




「開けて?飲ませて」




言ってるそばから素っ気ない態度で後悔の嵐。
自分でもっと素直になりなよって心底思う。




フタを開けてペットボトルごと飲ませようとするのを首振って拒んだ。
状況を理解したナオは自分の口に含んで私に口移ししてくれる。
ゆっくり喉が鳴った。
「まだ要る?」って聞くから頷く。
2回目は飲み干した後も舌を絡め合った。




ヤバい……こっちこそ泣きそう。
離れてて辛かったのは私もだよ。
変な距離感が出来ちゃうのは悲しい。
大好きだからこそいつものように居て欲しかった。




「何で抱かないの?抱いてよ、バカ」




「ごめんね?僕すぐにがっついちゃうからそのうち愛想尽かされちゃうかもって思ったら一瞬怖くなって…」




シュン…となるナオを抱き締めた。
あぁ、もう泣いちゃう。
ナオの前で泣きたくないのに。
いつものSっ気はどうした?
目頭が熱くなり目を閉じたら溢れ出てきた。








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